また、あおり運転。しかも顔面殴打って…
岐阜県警大垣署は２１日、交通上のトラブルから乗用車を停止させ運転手の男性を殴り、けがを負わせたとして、傷害容疑で同県大垣市八島町、会社員、林陽一容疑者（４２）を逮捕した。「覚えていません」と容疑を否認している。（引用元：産経新聞WEST）
連日の報道の影響か…
犯罪の報道がされた場合、いわゆる「模倣犯」を生むといいます。また、自殺の報道がされた場合も同様に、自殺の件数が増えるといわれています。
ほんの3日前、あおり運転の事件についてブログの記事にアップしたばかりなのですが、またも同様の事件が発生してしまったようです。
本来であれば、常磐道でのあおり運転があった直後ですから、普段から「煽り運転の常習犯」だった人も今は「自粛」するのではないか…多くの方はそう考えるかもしれません。
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しかし、実際はそうはならないのが現状です。1回でも大規模な報道がされますと、まるでそれに引き寄せられるかのように類似の犯罪が発生してしまう。
「今、類似の犯罪で捕まれば世間の非難は一層、厳しいかも」
「もしかしたら警察のパトロールが強化されているかも」
一般的にはそう考えられますよね。しかしどういうわけか「そうならない人」が存在する。しかも「以前にも増して」です。
そもそも「あおり運転」とは？
いわゆる「あおり運転」というのは、読んで字の如く「（後ろから）煽る運転」です。
前の車がノロノロ運転しているのに対し「早く行け」と急かすのが「本来の意味での」あおり運転といえるでしょう。
しかし、もしそうであるならば対処法は簡単です。
ハザードランプを出す 左に車両を寄せ、進路を開ける
単に急いでいる。あるいは非常に遅いスピードで走っているのが気に食わない等、理由は様々だと思いますが、要は「道を開けてくれるのならば問題なし」なわけです。
にもかかわらず、急ぐどころか減速し、進路を塞ごうとする。
もし、あおり運転というのであれば、このような妨害行為は「本来的な煽り運転」とは定義が大きく異なるのではないでしょうか？
いい加減、法整備した方がよいのでは？
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刑法には往来を妨害する罪というものがあります。
陸路、水路又は橋を損壊し、又は閉塞そくして往来の妨害を生じさせた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。
（刑法第124条 往来危険)
例えば線路の上に石を置き、列車の運行を妨げた場合等がこれに当たります。
ただ、列車の運行を遅らせる。あるいは車両そのものを破損させた場合、その賠償金額は個人で払う額のレベルを大幅に上回るでしょう。いわば「天文学的な数字」です。
自動車の場合も、やはり高額な請求をすべきではないでしょうか？
即ち道路の管理者（自治体、道路公団等）が（実際に事故が起きていなくても）個人で払う額のレベルを大幅に上回る金額を請求できるようにする…
むろん、これはあくまで一つの方法です。実際はさらに新たな法整備を行うのがベストだと考えております。
そもそも「あおり運転の枠内での」処罰ありきの現状は大いに疑問を感じざるを得ません。一刻も早く、加害者に大きな不利益をもたらすルールを制定する。
そして、その新たなルールを以て「抑止力」とすべきではないでしょうか？
